時速500kmでは新幹線にない細かい揺れも…リニア新幹線「走らせない走行試験」 浮上させデータ収集
愛知県小牧市にあるJR東海の研究施設で、リニア中央新幹線の「走らせない走行試験」が公開されました。
「浮上」の合図で4センチほど宙に浮き上がるリニアの車両。JR東海が4日公開したのは、リニアを磁力で浮かせ走行中と同じ状態を再現する試験装置で、実際に走らせなくても走行時の車両の「揺れ」がテストできます。
この装置では、地震や設備の故障などの状況を再現することができるため、山梨県の実験線での走行テストでは得られないデータを集めることができるということです。
営業運転時は最速で時速500キロを予定しているリニアでは、走行時に東海道新幹線にはない細かい揺れが生じるということで、JR東海は乗り心地の改良を進めていくとしています。