愛知県は、酒類を提供する飲食店に対する営業時間の短縮要請を全域に拡大しました。苦渋の決断をした店も多い中、比較的規模が小さい飲食店からは、歓迎する声もあがっています。

 名古屋市熱田区にある「野碕屋」。席数は28席。夫婦で経営しているアットホームな焼き肉店で、「時短要請」を喜んで受け入れるといいます。

野碕さん:
「今までどおり11時、12時まで(お店を)やっててお客さんみえるかっていったらまず来ないと思う。まあみえても、ごはんとちょっと一杯飲んで帰る方。早く帰られる方が多いですね。前みたいに10時11時までいようかとかいう方はいません」

 この店は午後11時までの営業でしたが、コロナの拡大で来店客が減ったため、時短要請が出される前から1時間ほど早く閉店していました。

 1日の売上は2万円ほどに落ち込んでいるため、今回時短要請に協力した際に支払われる1日4万円の協力金が大きな支えになると話します。

野碕さん:
「本当に助かります。だって営業しても(お客さんが)ゼロの時もあるし。小さい店だと特に4万円というのは私たちからしたら大きなお金ですよね。水道もガスも電気も使うんですからね。それでお客さんが来なかったらその分、どうしようもできませんものね」