患者振り分けるノウハウ活用…コロナ患者の入院調整を支援 被災地派遣の隊員資格持つ医師らのチーム設置
愛知県は、ひっ迫する医療体制に対応するため、大規模災害時などに派遣されるDMAT隊員の資格を持つ医師らによる新たなチームを設置しました。
大村愛知県知事:
「DMAT隊員の資格を持つ医師等を配置し、保健所の現場支援として支援が必要な保健所における管内の入院病床の確保や入院調整を行います」
愛知県の大村知事は21日午後の会見でこのように述べ、新型コロナウイルス患者の受け入れ先の医療機関を速やかに調整する「医療体制緊急確保チーム」を設置したことを明らかにしました。
チームのメンバーには、大規模災害時などに派遣されるDMAT隊員の資格を持つ医師ら10人ほどが入り、災害時に患者を振りわけるノウハウを生かし、保健所の入院調整を支援します。
また、医療機関などで起きているクラスターの発生や拡大を抑えるための初動対応や、回復した入院患者の転院先の調整なども担うということです。