食べられて温まるスタイル…『丸呑みブランケット』巣ごもり需要捉え10万枚売れる インスタ映えから進化
コロナ禍で「おうち時間」が長くなったと思いますが、名古屋の会社が作ったちょっと楽しくなる「丸呑み」ブランケットなるものが、人気を集めています。
かわいい動物のブランケット、話題の理由は…。
(リポート)
「いや~、私いま、ワニに食べられています!中はとてもあたたかくて気持ちいいです」
このブランケット、長さ175センチと長い袋状になっていて体がすっぽり入り、まるでワニに食べられているように見えます。他にもクマノミやジンベイザメ、さらにライオンまで。6種類の動物に丸呑みされます。
作ったのは、名古屋市守山区の丸眞。タオルなどの繊維商品を手掛けています。
開発担当者:
「2017年の夏ごろから販売していますが、お家で過ごす時間が増えているのもありまして、最近はご好評いただいてかなり売上も上がっています。発売から数えますと約10万枚売れています」
販売は4年前。当時の売上は「ほどほど」だったそうですが、コロナの影響で巣ごもり需要が高まる中、SNSで「自粛中でも楽しめそう」「めっちゃ面白い!」といった書き込みがあるなど、自宅で楽しめるアイテムとして注目を集めはじめ、1月は販売数が発売当初に比べておよそ1.4倍になり、一部は品切れになるなど急上昇の売れ行きに。
家で楽しい気分を演出できるブランケット。作ったきっかけは何だったのでしょうか。
開発担当者:
「(当時は)インスタ映えという言葉がすごく流行っていた時期で、私たちもただ商品を使うだけじゃなくて、使ってSNSで紹介したくなるような面白い商品を作りたいねって」
当時流行りだした「インスタ映え」を狙い、初めに作ったのが人魚の足ひれ。これが話題となり、そこから今回のワニやサメのブランケットへとバリエーションを広げ、コロナ禍の中でのヒットにつながりました。
開発担当者:
「ステイホームが続く中で、気持ち的に落ち込むところはすごくあると思うんですけれども、ちょっとクスッと笑って人の心を和ませるといいますか、ちょっとでも家庭内で笑顔が増えたらいいなと思います」