愛知県の中部国際空港の沖合を埋め立てる計画について、国と漁業者との補償交渉が合意に至りました。埋立地は空港の二本目滑走路として整備される見通しで、第二滑走路建設に向け大きく前進します。

 埋め立てを計画している中部地方整備局は、漁業への影響を受ける愛知・三重両県の漁協と補償協議を続けていましたが、愛知県などによりますと29日合意したということです。

 計画では、空港の西側と南東側あわせて290ヘクタールを名古屋港で出る浚渫土砂で埋め立て、空港の2本目の滑走路として整備する見通しです。

 この後、半年程度かけて必要な手続きを進め、来年度中には埋め立て工事に着手するということで、中部国際空港の第二滑走路建設は大きく前進します。