愛知県の大村知事のリコール署名で、無効とみられるものが8割以上確認された問題。署名活動を主導した高須クリニックの高須院長が、不正への関与を否定です。

高須院長:
「僕が(不正を)指示したことがあるかどうかと言ったら、全くありません。黙認したこともありません」

 高須院長は4日に会見を開き、自らが主導した大村知事に対するリコール署名を巡り、不正への関与を改めて否定しました。

 河村市長も支援した大村知事に対するリコール署名を巡っては、県の選挙管理委員会が、提出された43万5334人分の署名のうち83%が無効とみられるとする調査結果を公表していました。

 これについて高須院長は、一定程度無効になる署名があることは想定していたとした上で…。

高須院長:
「どのくらい(無効署名が)出るかなと思って注意深く見ておりました。90%というのは荒唐無稽な数字だと思います。選挙人名簿にない人を書くこと自体、選挙(署名)妨害です。(Q.リコール運動を妨害するために不正署名を紛れ込ませた第三者がいるという考え?)はい」

 このように述べ、「署名活動を妨害する人たちが不正な署名を紛れ込ませた」と主張しました。

 この問題を巡っては、弥富市の市議会議員5人が自分の名前が無断で署名に使われたなどとして、3日に名古屋地検に告訴状を提出したほか、県の選管も刑事告発を視野に検討しています。