天守閣木造復元の目途立たない中…名古屋市が名古屋城本丸全体の復元構想を提示 費用や期間触れられず
未だ天守閣の木造復元の目途が立っていない名古屋城。名古屋市が、天守閣だけでなく本丸全体の復元をする基本構想を提示です。
基本構想は、9日午後にオンラインで開催された専門家の会議で示され、名古屋城の天守閣だけでなく、門や櫓なども含めた本丸全体を復元するとしています。
名古屋城の本丸には、かつて国宝だった東北隅櫓や表一之門、東一之門などがありましたが、戦災で焼失していて、これらを将来段階的に復元するとしています。
市は文化庁に天守閣の木造復元に必要な許可を申請していますが、これまでに「宿題」として本丸全体の整備について構想を示すよう求められていました。
ただし必要な費用や期間については触れられておらず、事業費をどう賄うのかが大きな課題となりそうです。
※画像は名古屋城総合事務所提供