2月2日放送の東海ラジオ『ドラゴンズステーション』にOBの岩瀬仁紀さんが出演し、ドラゴンズの「印象的な外国人選手ベスト3」を挙げた。
 
 3位はマキシモ・ネルソンさん(中日在籍期間2008‐2012)。5年間で通算15勝だが、2011年には開幕投手も務め、10勝を挙げる活躍を見せた。岩瀬さんは「優しすぎる」ため「メチャメチャ陽気で、すごくよかったが、野球向きではなかった」と話した。

 入団時の印象について岩瀬さんは「球は強くて速かったので、あとは制球次第だと思っていた」と振り返り、日本に来て制球力が上がったことを評価した。

 2位は守護神を務めた宣銅烈さん(1996‐1999)。岩瀬さんが入団した99年は、岩瀬さんが中継ぎで投げ、最後を締めるのが宣さんだった。宣さんについては「すごい速い球を投げるのに、制球力がすごくいい」という印象だったたという。投手として学んだところは「(長い距離を投げるキャッチボールなど)たくさんあったが、速球の握りだけは真似ができなかった」と言い、指を立てる速球の投げ方が独特だったことを明かした。

 1位は主砲を務めたタイロン・ウッズさん(2005‐2008)。ウッズさんは横浜の4番として活躍した後、中日に移籍。岩瀬さんは「横浜時代に対戦して嫌だったバッター。対戦しなくてよくなってホッとした。パワーが並はずれていたので、バットに当たったらダメという印象だった」と苦手意識があったことを明かした。

 さらに「長打力だけでなく、打率もいいし、選球眼もいい」と長所を挙げたが、ウッズさんも、中日に移籍して「岩瀬投手と対戦しなくなってよかった」と言っていたそうだ。

 現役で印象的な外国人選手については、ダヤン・ビシエド選手(2016‐)を挙げた。「ファミリーのように扱ってくれた。ネルソンとは違うタイプの性格のよさ。優等生でピッチャーが体に近いところに投げても絶対に怒らない。凡打に終わってもバットを折ったり、ヘルメットを投げたりしない」と人柄を高く評価した。