愛知県の大村知事のリコール運動を巡って、8割以上の署名に不正が疑われる問題で、多くのアルバイトが動員され、大規模な署名の偽造が行われていたことがわかりました。

アルバイトをしたと証言した男性:
「名簿の束がドサドサっと置いてあって、転記する用の名簿もあって、そこに名簿を見ながら書き写すようにと指示がありました」

 16日、取材に応じた福岡県の男性は、大村知事のリコール運動を巡って、去年10月に愛知県民の名前や住所が書かれた名簿を署名簿に書き写すアルバイトをしたと証言しました。

 男性によりますと、佐賀市の貸会議室で100人近くが作業をしていたということです。

 不正署名問題を巡っては、リコール活動を主導した高須クリニックの高須克弥院長や、支援した河村市長は関与を否定していて、県の選挙管理委員会などから告発を受けた愛知県警が捜査しています。