愛知県警の運転免許の学科試験で誤った問題が出題され、この問題で不正解とされたことで、19人が不合格となっていたことが分かりました。

 愛知県警は、県内で去年12月1日から2月8日までに実施された車の運転免許の学科試験で、出題されるはずのない誤った問題が44回にわたり出されていたと発表しました。

 去年12月1日に道路交通法の改正で、駐車違反の車へ車輪止め装置を取り付ける規定が廃止されたにもかかわらず、誤って出題されていました。

 試験を受けたおよそ1700人のうち、誤った問題を不正解とされたため19人が合格点に到達せず、不合格となっていました。

 不合格となった19人は再び試験を受け、すでに合格したということです。

 愛知県警は「チェック体制を強化し複数の職員による点検で万全を期したい」としていて、今後19人の再試験の費用などを弁済するということです。