2019年、岐阜市で中学3年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、岐阜県内6つの市と町が連携し、いじめ対策を強化します。

 2日午後、岐阜市役所には、岐阜市ほか羽島市や山県市など県内6つの市と町の教育長が集まり、いじめ対策の強化に向け連携する覚書を結びました。

 岐阜市では2019年7月、当時中学3年の男子生徒(当時14)がいじめを苦に自殺していて、岐阜市などはこの問題の教訓を複数の自治体で共有したいとしています。

岐阜市教育委員会の早川教育長:
「大きな犠牲を払って重い教訓を得ました。この教訓をいろんなところへ広めていって、二度と同じ思いをする人たちがいないようにしていくというのは、我々の責務だと思っております」

 今後は、岐阜市が行っているいじめ対策の研修に、それぞれの自治体の校長を参加させるなどの取り組みを進めるということです。