東日本大震災の発生から10年です。東海地方でも犠牲者を追悼しました。

 被災地の1つ、岩手県陸前高田市への支援を続ける名古屋市では11日、本庁舎の屋上に半旗、正面玄関前に弔旗が掲げられました。

 河村市長は陸前高田市で開催された追悼式に出席のため不在でしたが、議場に市議と市役所の幹部職員が集まり、発災時刻の午後2時46分におよそ1分間黙祷して、犠牲者の冥福を祈りました。

 一方、三重県庁でも追悼式があり、地震発生の午後2時46分に合わせ、黙とうが捧げられました。

 三重県では震災後、東北地方から避難した342人が今も暮らしていて、式には津波の被害にあった岩手県の陸前高田市から避難した女性も出席。献花台へ花を手向けました。

 鈴木知事は「大規模な災害は目の前に来る。震災を風化させず生きるためにしっかり備えていく」と話していました。