トヨタグループの労働組合でつくる全トヨタ労連の鶴岡会長は、最終盤を迎える今年の春闘について「かみ合った労使協議が行われてきた」と評価しました。

 全トヨタ労連の鶴岡光行会長は、11日に開いた会見で「働き方をこれから改革していくことに対しては労使同じ思い。従来以上にかみ合った労使協議会がそれぞれ行われてきた」と述べ、今年の春闘についてこれまでの議論の内容を評価しました。

 全トヨタ労連では今年、加盟する組合の要求の目安となる金額を提示せず、それぞれの職場の課題解決を重視した取り組みを促しています。

 また会見の前にオンライン形式で集会を開き、加盟組合の代表者らが「納得のいく回答を導き出す」などと、最終盤に向けた決意を表明しました。

 今年の春闘は3月17日に主要組合の回答が出そろう見通しです。