クラスターの発生の予防を目的に、愛知県が県内すべての高齢者施設などの職員9万人を対象にしたPCR検査を始めています。

 12日は西尾市の特別養護老人ホーム「愛厚ホーム西尾苑」で検体採取が行われ、職員21人が専用のキットにPCR検査のための唾液を入れ、シールを貼って密閉していきました。

 愛知県では感染拡大や新たなクラスターの発生を防ぐため、県内すべての高齢者や障害者が入所する施設の職員を対象に、今週からPCR検査を実施しています。

 この施設では3月17日までに全職員133人から検体を採取する予定です。

愛厚ホーム西尾苑の苑長:
「高齢で、かつ基礎疾患のある方々が入居している施設。いったん感染しますと、クラスターが発生しやすい面では大変であるんですが、安心の一つかと思います」

 愛知県は3月末までに、対象となる県内3200施設ほどの職員合わせておよそ9万人に検査を実施する予定です。