愛知県の大村知事へのリコール運動を巡って署名が偽造された事件で、愛知県警は24日午後、地方自治法違反の疑いでリコール団体の事務所が入っていた建物に家宅捜索に入りました。

 名古屋市東区にあるリコール団体の事務局があった建物には、24日午後2時ごろ、愛知県警の捜査員8人が捜索に入りました。

 大村知事へのリコール運動を巡っては、県の選挙管理委員会の調査で、提出された約43万5000人分の署名のうち8割以上に無効の疑いがあるとされ、リコール団体の幹部が名古屋の広告関連会社に、アルバイトを集め署名を偽造するよう発注したとみられています。

 これまでに警察は、選管に提出されたすべての署名簿を差し押さえ、関係者から任意で事情聴取を進めています。

 警察は押収した資料などから、署名の偽造に至ったいきさつを調べ、事件の全容解明を進める方針です。