4月1日に発表された将棋大賞で、瀬戸市の藤井聡太2冠が、2020年度最優秀棋士に輝きました。藤井二冠が記念切手となり、全国の郵便局で販売が始まりました。

 デザインは、愛知限定版と全国版のデザインが違った2種類。愛知以外の郵便局でも買える全国版。タイトルを獲得した時の写真を多く使い、貫禄を感じさせるデザインに。

 一方、愛知版は地元の人がより親しみを持てるように、全国版にはないあどけない表情の幼き藤井二冠の写真を使い、これまでの「歩み」を全面に押し出しました。

日本郵便の担当者:
「去年6月に史上最年少でタイトルに挑戦することになって、地元の皆さまに喜んでいただけるのではないかと考えました」

 しかし、予想を遥かに上回った強さで、あれよあれよと2つのタイトルを獲得。元々はタイトル挑戦記念で企画した記念切手でしたが、結局「二冠達成記念」となったそうです。

 販売が始まった1日、藤井二冠の地元瀬戸市の郵便局では、早速買い求める人の姿が…。

記念切手を買いに来た人:
「こんな小さい時の写真なんて、私たちは見られることがないので、大切にしたいと思います」

別の人:
「私ね、この子のすごいファンなの。(切手は)使わない、とっておきます」

 愛知版についても、4月5日からは郵便局が運営するネットショップで買うことができます。