政府は4月5日から1カ月間、大阪・兵庫・宮城の3府県に対し「まん延防止等重点措置」を初めて適用する方針です。1日午後に開かれる政府の対策本部で、正式決定される見通しです。

 政府は午前の分科会で、大阪府・兵庫県・宮城県を4月5日から5月5日までの1カ月間、「まん延防止等重点措置」を適用する方針を示しました。

 適用される場合の対象地域は限定され、大阪府は大阪市、兵庫県は神戸市・西宮市・尼崎市・芦屋市、宮城県は仙台市を対象に、午後8時までの時短営業を実施するなど対策を強化する予定です。

 政府の対策本部で3府県への適用が正式に決まる見通しで、決定後、菅首相が会見に臨むとみられます。

 一方、愛知県の大村知事は「現段階では、直ちにまん延防止等重点措置を要請する状況までは至っていない。ただ、じわじわと増えてきておりますし、東京と大阪に挟まれておりますので、必ずこれはやってくると思わざるをえないと思います」と話し、感染状況が「ステージ3」に近づいた場合は、まん延防止措置の適用を要請することもあるとの見方を示しました。