生存率上昇に期待…脳腫瘍を『1mlの尿』で99%判定可能に 進行後の発覚が多く早期発見が課題
わずかな尿で脳腫瘍の診断ができます。名古屋大学大学院の夏目敦至准教授らが公開した研究成果によりますと、尿に含まれる「マイクロRNA」という物質を測定すると、99%の正確度で脳腫瘍が診断できることが分かったということです。
夏目准教授らは新たに装置を開発。わずか1ミリリットルの尿で、脳腫瘍そのものから分泌されるマイクロRNAが判定可能になったとしています。
脳腫瘍は進行してから見つかるケースが多く、早期に発見し治療を始めることが課題となっていました。
今回の研究成果により、脳腫瘍の患者の生存率上昇につながることが期待されます。