去年はコロナの影響で中止となった日本画の作品展が10日から名古屋で始まりました。

 赤い蜘蛛の糸を手繰り寄せる女性…。糸の色でコロナに苦しむ現在と未来を表現しています。この作品は展示会の主催者「日本美術院」が選んだ最優秀賞です。

 10日から松坂屋美術館で始まった「春の院展」は日本美術院による入選作品およそ130点の日本画が展示されています。

 たんぽぽが描かれた作品は金泥と墨を使って過酷な状況でも生き抜くたくましさや生命力が込められています。

「春の院展」は松坂屋名古屋店で4月18日まで開かれています。