全国大会出場を目指し、一生懸命に頑張る高校生のスポーツ選手は全国に多くいます。

 そんな中、日本を代表する数多くの選手が出場している『全国高等学校サッカー選手権大会』を目指す新たなサッカー部がこの4月に岐阜県に創部されました。

 クラーク記念国際高等学校岐阜駅前キャンパス。北海道から沖縄まで全国にキャンパスがある“広域通信制”の高校です。

 2016年には通信制の高校で初めて北北海道大会で優勝して夏の甲子園出場を果たし、話題になりました。そんな野球部に続けと、岐阜市にあるクラーク記念国際高校がサッカーで全国大会出場を目指すことになったのです。

 新たな一歩を踏み出すサッカー部員は19名。週5日、制服を着用して通学。これから3年間サッカーと勉強に励みます。

 そんなサッカー部の監督を務めるのは長年、岐阜県の高校サッカー界をけん引した大野聖吾氏。岐阜工、大垣工時代に合わせてインターハイに17回、全国高校サッカー選手権に18回出場。

 2001年には高校サッカー選手権で岐阜工を準優勝に導き、 Jリーガーを7人育てた名将が再び岐阜の高校サッカー界に戻ってきます。

 教職を定年後、サッカースクールで指導をしていた大野氏は、再び高校サッカーの監督を引き受けることになり「今までの感覚とは違う新たな挑戦だと思っています。またこのような挑戦ができるのは幸せですし、選手たちの成長していく姿を見守りたい」と新たな挑戦に胸を躍らせます。

 そしてサッカー部のテクニカルアドバイザーには川崎フロンターレ、名古屋グランパスで監督を務めた風間八宏氏が就任。「止める・蹴る・運ぶ・外す」をはじめとした基礎技術の習得にこだわり、選手のポテンシャルを最大限に引き出す指導に定評がある風間氏がバックアップします。

「全国大会に出たいという選手が多かったんですが、出るだけでは楽しみが少ないので、彼らが3年生になった時、全国大会で3つ勝ってベスト8になるのが目標ですね」と語る大野監督。

 風間テクニカルアドバイザーとのタッグで高校サッカー界に新たな風を巻き起こします。

 3年で全国大会へ!夢・挑戦・達成、サッカーを通した二度とない青春ストーリーが岐阜から始まります。