愛知県では13日、新たに168人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは10歳未満から90代の168人で、内訳は名古屋市が43人、豊田市が29人、豊明市が11人などとなっています。

 12日までに29人の感染が判明していた集会所のクラスターでは、新たに豊田市の10歳未満から60代の男女7人が陽性とわかりました。大村知事は13日の会見でこのクラスターがキリスト教の教会で発生したことを明らかにしました。

 この教会では、午後2時から4時までと午後6時から8時までの2部制でそれぞれ50人と80人が集まって会話や食事をしていたということですが、教会の管理者によると、検温やマスクの着用、換気は実施し、席の間隔もあけていたということです。

 大村知事は「宗教行事かもしれないがこういうコロナの状況で密になって大声で歌ったことは極めて遺憾」などと述べ、豊田市と協議して厳正に対処するとしています。

 また、入院していた70代の男性が12日に亡くなったことも発表され、県内の死者は605人となりました。

 大村知事は新規陽性者数が12日までの7日間平均で152.0人と「ステージ3」相当に近づいていることを挙げ、「医療体制がただちにひっ迫しているわけではないが予防的に対処したい」として、国に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。