名古屋市は、新型コロナワクチンの高齢者の接種券を75歳以上と未満で分けて発送することにしました。

 名古屋市は14日、新型コロナの対策本部会議を開き、高齢者のワクチン接種券を75歳以上のおよそ32万人には4月19日に、65歳から74歳までのおよそ27万人には3日後の22日に、それぞれ発送することを決めました。

 接種は、市内すべての65歳以上の高齢者を対象に、5月12日から各区役所の講堂などでの集団接種で始まり、予約は接種券が届き次第、コールセンターかWEBでできるようになります。

 また、かかりつけのクリニックなどでの個別接種は、市内783か所の医療機関を対象に5月下旬からスタートする予定です。

 このほか、特別養護老人ホームなどでは5月10日の週から、サービス付き高齢者向け住宅などでは5月17日の週から施設内で接種します。

 一方、16歳から64歳までの一般の市民については、6月に接種券を発送し、接種は7月から始める予定です。

 名古屋市では、4月は届けられるワクチンが極めて少ないため、対象を中区在住の80歳以上に限定した接種を14日から始めています。