4月16日に、愛知県対馬市のスポーツ用品店で1本5万円相当の金属バット3本が盗まれました。その犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。

 2人組の男が高額のバットを万引き。その様子を防犯カメラが捉えていました。

 愛知県津島市にあるスポーツ用品店の防犯カメラの映像です。4月16日午後7時ごろ、店に入ってきた白のパーカーとデニム姿の男2人組。

 バットを手に取ると素振りを始めます。その後、入口近くの棚に移動し他のバットを物色。白のパーカーの男が店内を1周し、店員の隙をみて…その20秒後、2人はバットを抱え店の外へ走って逃げました。

ホッタスポーツの堀田店長:
「3本ですので約15万円弱の被害です。コロナ禍で非常に打撃を受けております。苦労や心配を踏みにじるような行為をされて、非常に強い怒りと憤りを感じております」

 盗まれたのは、飛距離が出るとして軟式野球の選手たちに人気が高い1本5万円相当の高額バット。それが3本も盗まれたのです。

堀田店長:
「合図をして走っていく瞬間を見ていたものですから。『こら、何してるんだ!待て!』って」

 2人は店から50メートルほど離れた場所に停めてあった黒の軽乗用車で逃走をはかりましたが、赤信号で前へ進めなくなったと言います。すると…。

堀田店長:
「バックで逆走するように北の方の信号へ逃げていきまして。もし車が来ていたら、関係ない方を巻き込んだ大事故になったと思うと、ゾッとします」

 店長によると、男2人は20代前半くらいで1人は金髪でした。

堀田店長:
「綺麗なスイングをされていました。見るからにこの子は野球をやっているんだなっていう雰囲気を感じました。盗んだバットで試合に出て打つなんて本当に考えられない、ただただ残念でなりません」

 店長は被害届を提出。警察が窃盗事件として逃げた男2人の行方を追っています。