愛知にユニークなホテルが続々登場です。

 愛知県武豊町の一角にずらりと並ぶ、ちょっとおしゃれな黒塗りのコンテナ。その中は…。

(リポート)
「外はコンテナなんですが、中に入るとベッドやテレビなどビジネスホテルのような造りになっています。壁もすごくしっかりしています」

 去年1月に誕生したコンテナ型のホテルです。室内はシンプルながら、ベッドやテレビ、電子レンジなどが備わり、ちゃんとしたホテルの一室。

利用客:
「帰省をする途中に、コロナ禍なので外で食べるよりは、何か買ってきて中で食べる方がいいなというので」

 他の客と共用場所が少なく一部屋ずつ独立していることから、コロナ禍の中でも安心と、稼働率は6、7割を維持しているといいます。

HOTELR 9 The Yard武豊の堤マネージャー:
「平日になりますと、ビジネスの方が連泊で多いかなと。テレワークで利用される方が増えてきたかなと思います」

 なぜコンテナをホテルに利用しようと考えたのでしょうか。

堤マネージャー:
「もともとはコンテナの建築メーカーをしておりましたので、東日本大震災の復興従事者の方の宿泊施設としてコンテナを利用しました。それがきっかけで、一棟一客室の当ホテルシリーズを開発したのがきっかけです」

 東日本大震災の際、復興従事者用の仮設住宅にコンテナを利用したのをきっかけに、現在は全国で24箇所でこのコンテナホテルを展開しています。さらに…。

堤マネージャー:
「タイヤが付いておりますので、そのまま切り離していただいて、緊急時にはすぐ移動できるように」

 各コンテナはタイヤ付き。移動させることができるため、緊急時には最短15分で動かすことができます。実際に国や自治体からの要望を受け、PCR検査場として利用されたこともあるといいます。

 一方、名古屋・中区に今年2月オープンしたホテルは…。

(リポート)
「こちらレディースルームなんですが、『女優ミラー』に高級ドライヤーなど、女性に嬉しい設備が充実しています」

 フットマッサージャーに充実したアメニティなど、女性が喜びそうな設備が揃う「レディースルーム」に、eスポーツを楽しめるようパソコンや専用チェアを設置した「eスポーツルーム」。さらに…。

 東山動物園とコラボした可愛らしいキャラクタールームまで。ユニークなコンセプトの部屋が揃います。

ホテルGOLDSTAYの冨来マネージャー:
「こういった状況だからこそ、我々にできることがあるのではないかと。おこもり需要と申しますか、仲間内や家族の中だけでホテルの中でなるべく長く過ごしていただくという意味では、こういったスタイルは今の時代に向いているのかなと思っております」