27日、愛知県のワクチン接種推進本部の会議が開かれ、出席した医師が「自分もまだ接種ができていない。急がなければ高齢者接種に大きな影響が出る」と指摘しました。

愛知県医師会の浅井副会長:
「私はまだ一度たりとも打っていません。より早く(医療従事者向け接種を)急がせてやっていかないと、高齢者接種に大きな影響が出る」

 会議で発言した愛知県医師会の幹部は、3月から始まった医療従事者向けのワクチン接種が遅れていると指摘した上で、「接種をしていない医師は集団接種に参加できず、高齢者接種に影響が出かねない」と県に対応を求めました。

 愛知県によりますと、医療従事者向けのワクチンは、5月10日の週までに県内27万人の全ての医療従事者に接種できる量が確保されることになっていることです。

 また高齢者向けのワクチンについて、別の医療関係者は「名古屋市など人口の多い都市にワクチンを有効に配分してほしい」と要望していました。