三重県では30日、新たに52人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また変異株には新たに1人が感染していたことがわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から80代までの52人です。

 鈴鹿市の男子高校生2人は県立高校の生徒で、これまでに感染がわかっている生徒と接触があったため、検査を受けたところ、陽性がわかりました。この高校の感染者はこれで5人になりましたが、家庭内で感染したとみられる生徒も含まれることから、県は現時点でクラスターではないとしていますが、生徒など合わせて75人を検査することにしています。

 また、県内の介護施設に勤務する鈴鹿市の50代女性の感染もわかり、県は施設の利用者など30人ほどの検査を進めています。

 そのほか、四日市市の20代と30代の男女3人は、クラスターになっている障害者施設の職員で、発熱などの症状が出たため検査を受けたところ、陽性が判明しました。この施設での感染者は40人になりました。

 また、亀山市や津市に住む20代と40代の男性3人はクラスターになっているエイチワン亀山製作所の従業員で、症状が出たため、検査を受けて感染がわかりました。この工場での感染者は63人になりました。

 変異株にはこれまでの陽性患者で新たに20代の男性1人が感染していたことがわかりました。三重県の30日時点の病床使用率は55.6%で、感染者は3750人になっています。