壁叩く音と「開けろや!」の声近所に響く…殺害され海岸で発見の男性 遺体に複数の骨折 執拗に殴られたか
愛知県田原市の海岸で遺体で見つかった男性の殺人事件で、遺体には複数の骨折があり、執拗に暴行を受けたとみられることがわかりました。
3日、愛知県田原市江比間町の海岸では、豊橋市の職業不詳・小室英夫さん(70)の遺体が見つかり、警察は遺体の状況から小室さんが何者かに殺害されたとみて捜査しています。
小室さんの死因は溺死で、顔などに殴られたとみられる傷がありましたが、捜査関係者によりますと遺体の所々にアザがあり、複数の骨折もあったことが新たにわかりました。小室さんは何者かに執拗に暴行を受けたとみられます。
小室さんの身に一体何があったのか…近所の人らはこう証言します。
近所の男性:
「金銭のトラブルがあったというのは本人は言ってましたけど。(Q.金返せという人が来てた?)そうそう。私たちが分からないところで、金銭トラブルをだいぶやってたかもしれないね」
4月30日、昼から夜にかけて小室さんは男2人位とトラブルになっていたといいます。
近所の女性:
「4月30日金曜日の昼過ぎに男の人2人が来て、ドンドンと壁を叩いて『開けろやー!』とか言って。すごく喋り方が怖い感じの人たち」
近所の男性:
「部屋の中から『この野郎!』っていざこざの声が聞こえた。4月30日の22時53分に警察に連絡したんですけれど」
さらに、日付が変わった5月1日未明には…。
近所に住む2人:
「(小室さんが)瓶で殴られていると(娘から)LINEがきたんですよ。(人数は)2人」
「僕たちは、たぶん連れていかれてどこか拉致されたんじゃないかって」
そして3日午前、小室さんの親族から行方不明届が出されましたが、その数時間後、田原市の海岸で小室さんは遺体となって見つかりました。
小室さんは複数のトラブルを抱えていたとみられ、警察が事件との関連を調べています。