三重県では8日、新たに47人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。ゴールデンウィーク期間中に帰省して会食したことによる感染も確認されていて、県は改めて感染防止対策を呼びかけています。

 感染が確認されたのは、10代から80代までの47人です。

 東員町に住む20代の女性4人と6日に感染が分かった20代女性のあわせて5人は、5月4日に県内のカラオケ店で飲食をしながら長時間カラオケをしていたということです。県は5人を新たなクラスターに認定し、家族や友人など接触者の調査を進めています。

 四日市市では4月30日に一緒に食事をした10代の男子大学生3人が感染していたことも分かりました。

 県によりますと、ゴールデンウィーク中に帰省などで集まった親族や友人同士での会食によって感染が広がったケースが複数確認されていて、担当者は「明日からまん延防止措置も適用されるので、もう少し我慢してほしい」と改めて感染防止対策を呼びかけました。

 8日はこれまでの陽性者のうち20代男性1人が変異ウイルスに感染していたことも分かり、県内の変異ウイルス感染者は累計で632人となりました。

 また、8日時点の三重県の病床使用率は57.9%、重症者用の病床使用率は34%(過去最高)となっています。