三重県では11日、新たに45人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また変異株には4人の感染が判明しています。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から70代までの45人です。

 熊野市の20代から50代の男女7人は、5月3日にこれまでに感染がわかっている友人らと一緒に市内で食事会をしていたため、検査を受けて陽性が判明しました。

 この食事会は2時間以上にわたり、飲酒やバーベキューもしていたということです。18人が参加し、これで10人の感染が確認されたため、県は72例目のクラスターとして調査をしています。

 四日市市の30代の母親と小学生の娘2人は、咳や微熱などの軽い症状が出たため、3人で病院へ行って検査を受けたところ、全員の陽性が判明しました。市は娘2人が通っていた市内の学校の児童など、合わせて82人の検査を進めています。

 四日市市の高校に通う女子生徒は、家族が感染したため検査を受けて陽性がわかりました。女子生徒は5月6日と7日に登校していたことから、市が生徒など49人の検査をしています。

 また、11日は入院していた80代の女性2人が10日に亡くなったことが発表されました。

 変異ウイルスにはこれまでの陽性患者の中から20代から70代までの男女4人が感染していたことがわかりました。

 三重県の11日時点での病床使用率は53.3%で、累計の感染者は4200人です。