あまりの安さに「カレーだけ食べ続け3日目」の学生も…大学で『100円朝食』バイト減り苦しい学生を支援
新型コロナウイルス拡大の影響で、アルバイト収入が減るなど、生活に影響が出た学生を支援しようと、名古屋市天白区の名城大学が、100円の激安価格で朝食の提供を始めました。
名古屋市天白区の名城大学。午前8時半になると、食堂には朝ごはんを食べに来る学生が次々と。人気はたっぷりルウの「カレーライス」ですが、支払ったのはたったの100円です。
3か所の食堂で今週から始まった「100円朝食」。通常300円のカレーがフルーツも付いて100円に。ほかにも、ぶ厚いハンバーガーにドリンクとゆで卵がついて100円のメニューも。学生に聞いてみると…。
学生:
「ありがたいと思います」
別の学生:
「すごくうれしいですね」
その感謝のわけは…。
同学生:
「昨日バイト減らされました、時短になって。結構きついですね、生活費をまかなっているんで」
別の学生:
「(シフトが)週3回程度だったのが週1回とか、そんな感じです。本当に助かります」
この100円朝食は、コロナ禍で飲食店が休業や時短になり、アルバイト収入が減る学生を支援しようという取り組みで、卒業生からの寄付などで賄われています。
学務センターの担当者:
「アルバイトが減ったりして、特に下宿生は孤独になる部分があると思うんですけど、明るくなっていただければなと思っております」
とてもお値打ちとあって、こんな学生も…。
学生:
「カレーだけを食べ続けています。今3日目です。全然飽きないです」
名城大生が利用できる100円朝食は7月30日までです。