土砂崩れに乗用車突っ込む事故も…東海3県で局地的に激しい雨 名古屋の24時間降水量は5月観測史上最大

　東海3県は20日から各地で雨が続いていて、名古屋市では5月の24時間雨量としては観測史上最大を記録しました。また21日午前11時45分現在、愛知県瀬戸市などに土砂災害警戒情報が出されています。

　東海3県は20日から大気が不安定な状態が続いていて、広い範囲で雨が降り局地的に激しい雨となっています。

　午前11時までの24時間の降水量は、愛知県設楽町で199.5ミリ、名古屋で100ミリなど、各地で5月としては観測史上最大の降水量を記録しました。

　この雨の影響で愛知県瀬戸市と豊田市西部、恵那市には現在、土砂災害警戒情報が出されています。

　岐阜県中津川市では、県道で起きた土砂崩れに乗用車1台が突っ込みましたが、運転していた男性にケガはありませんでした。

　また岐阜県下呂市、郡上市、愛知県豊田市などのそれぞれ一部地域に避難指示が出ています。このうち下呂市小坂町の中学校には、午前5時から避難所が設置されました。

　この雨の影響で、JR高山線の飛騨金山と高山の間、JR中央線の釜戸と長野県の塩尻の間などが運転を見合わせています。

　激しい雨が続くのは21日夕方までの見通しで、22日午前6時までに予想される24時間降水量は、愛知で180ミリ、岐阜で150ミリとなっていて、気象台が警戒を呼び掛けています。