「本当に私でいいのか…」引退意向だった73歳自民・八木衆院議員 後継決まらず一転出馬表明 愛知11区
今期限りでの引退の意向を示していた自民党の八木哲也衆院議員が30日、一転して次の衆院選に愛知11区から出馬することを表明しました。
73歳の八木衆院議員は、2012年に愛知11区から立候補し、古本伸一郎衆院議員に敗れましたが、比例で復活当選を果たし、現在3期目です。
自民党の内規では、73歳以上の候補者は比例との重複立候補が認められないことなどから、八木議員は去年10月、次の衆院選には出馬しない意向を周囲に伝えていました。
しかし、選挙が秋までに迫るなか後継候補が決まっていないため、地元の県議市議からの要望を受けて、一転愛知11区から出馬することを決め、30日に支部の会合で立候補を表明しました。
八木議員は取材に対し、「できれば若い人にバトンを繋げたいというのが僕の気持ち」とした上で、「本当に私でいいのかというジレンマはあるが、前向きに決断した。厳しい戦いを覚悟で『背水の陣』のつもりでやる」と述べました。