愛知県瀬戸市出身の藤井聡太二冠が史上最年少タイトル防衛へ王手となるのか、将棋の棋聖戦の第二局が行われています。

 大阪湾を見渡す淡路島の老舗ホテル。対局前の17日、藤井聡太二冠は…。

藤井二冠:
「(淡路島は)初めてです。第一局に続いて海が見える対局室を用意していただいて、食べ物がすごくおいしい所と聞いていますので、楽しみにしたいなと思います」

 一方、挑戦者の渡辺明三冠(36)は…。

渡辺三冠:
「一局目はあまり良いところがなかったので。気持ちを新たに明日は向かっていきたいというところです」

 五番勝負で行われる「棋聖」のタイトル戦は、初戦で藤井二冠が勝利。勝てば18歳11カ月の史上最年少タイトル防衛に「王手」をかけます。

 藤井二冠は深緑の着物に白の羽織姿。相手は3つのタイトルを持ち、「現役最強」といわれる渡辺三冠。

 第二局は、藤井二冠が飛車先の「歩」をついて始まりました。

 楽しみにしていたという昼ご飯は「お寿司」と「赤だし」。淡路島の海の幸を平らげ、午後の勝負に備えます。

 休憩の後は羽織を脱いで、戦闘態勢に入った藤井二冠。

 これまで難解な局面が続いている対局。勝負はいよいよ大詰め。間もなく決着となる見込みです。