『表現の不自由展・その後』の作品を展示していた名古屋市のギャラリーで郵便物から破裂音がした騒ぎで、封筒に「USB在中」と書かれていたことが、新たにわかりました。

　名古屋市中区の市民ギャラリー栄で、8日朝9時半ごろ、職員が郵送された封筒を開けたところ、10回ほど、爆竹のような破裂音がしました。

　開封前、職員から警察に「不審な郵便物が届いている」と相談がありましたが、その後の捜査関係者への取材で、封筒には「USB在中」と書かれていたことが、新たにわかりました。

　警察は、威力業務妨害の疑いもあるとみて、差出人の特定を急いでいます。

　このギャラリーでは、抗議が相次いだ「表現の不自由展・その後」の作品などを展示していましたが、名古屋市は事態を受け、事実上の中止となる期間中の閉鎖を決めています。