タナゴなどの生態系を守る活動をしている岐阜県大垣市の団体が、県の補助金およそ270万円を不正に受け取っていたことが分かりました。

 岐阜県によりますと、大垣市の「東海タナゴ研究会」は、実際にはタバコや日用品などを購入した領収書を改ざんし、2015年からの5年間で県の補助金およそ270万円を不正に受け取っていたということです。

 団体の代表を務める男性は、不正を認めていないということで、県は6月21日に男性を詐欺罪で刑事告訴しました。

 また、男性が代表を務める会社が会計業務を担っている農業関連の管理組合でも補助金の不正受給が発覚していて、補助金を交付した海津市と養老町があわせておよそ600万円の返還を求めています。