三重県の小学校教師らが「四日市公害」を子供たちにどう教えているかについて、発表会を行いました。

 四日市公害は1960年代から70年代にかけ、三重県四日市市の石油化学コンビナートから有害物質が排出され、多くのぜんそく患者を出しました。

 7日の発表会で、四日市市の塩浜小学校の教師は、30年にわたり交流した公害語り部・澤井余志郎さんから教わったことを授業に生かしていると発表。

 また富田小学校の教師は、公害で亡くなった小学4年生の女子児童を主人公にした漫画を使い、公害が起こらないためにどうしたらいいかを子供たちと考える授業を行っていると話しました。