コロナ禍の中で迎える2度目の夏。お盆を控えた休日の様子を取材しました。

 9日朝の中部国際空港。利用客が激減して久しいセントレアですが、国内線の搭乗受付に長い列ができる時間もありました。

女の子:
「宮崎県です。おばあちゃんに会いに」

母親:
「帰省に関しては、PCR検査を宮崎県が無料でサポートしてくれるというのがあって」

 お盆休みを故郷で過ごすという当たり前にできていたことが、簡単にはできなくなってしまった時代…。

 中部国際空港によりますと、国内線の予約数は前の年の同じ時期に比べて1割ほど増えているものの、国際線を中心に多くの路線で休止が続いていて、コロナ前の状況には遠く及ばないということです。

 感染対策をしながら賑わっていたのが、西矢椛選手の金メダルに沸いたスケートボードです。名古屋市港区にあるスケートボードパークには、朝早くから多くの子どもたちが…。

男子児童:
「(日本は)めっちゃメダル取ってました」

女子中学生:
「すごいなと思って、見てて面白いというか。(オリンピックに出場する)チャンスは頑張ればあるなって思いました」

 中には、次のオリンピックを目指す選手の姿もありました。

 夏休み真っ只中の子供たち。コロナの影響で出かける機会は減っていますが、練習施設自体は密にならないため、保護者にも人気です。

母親:
「(こういう場所は)ありがたいです。(お盆は)屋外で体を動かすのがメインになっていますね」

オーナー:
「(オリンピックは)圧倒するくらいの盛り上がりで、びっくりしましたね。オリンピック期間中ももちろんですけど、そのちょっと前くらいから(競技人口)増えてきてまして、今なんか特に多いですね」

 新種目の男女混合ダブルスで金メダルを獲得した「卓球」。名古屋市中区栄のヒサヤオオドオリパークにある卓球の施設には、開店直後から汗を流す人の姿がありました。

50代男性:
「元々は昔やってましたね。(男女)複合で金取ったのは感動しましたね」

20代男性:
「(相手と)距離が2メートル以上離れるんで。この施設自体が人数制限とかかけてくださって、気使ってやってくださっているので」

 テーブルを挟んでソーシャルディスタンスが保てる卓球。コロナ禍でも人気な上に、オリンピックの影響で日に日に問い合わせや利用客が増えているそうです。

 愛知にまん延防止措置が出される中で迎える「お盆休み」。感染が急拡大する中、コロナと向き合う我慢の時が続きます。