9日午前、愛知県豊川市の中央通付近で、突風によるものとみられる被害が相次ぎました。

 9日午前6時半ごろ朝、愛知県豊川市で撮影された映像。建物の一部が電線にぶら下がり、その周辺では被害状況を確認する消防隊員の姿も。

<視聴者提供の映像>
「うわ!ちょっと待って、上のこれなに?」
「停電なっちゃう」
「気を付けてよ、焦げ臭い焦げ臭い」

近所の住民:
「すごいドドドって音がして。カーテンを開けたら渦を巻いていて、電線から火花が出てました」

 建物の屋根は剥がれ落ち、金属製のラーメン店の看板も根元からなぎ倒されています。

 さらに、この現場から200メートルほど離れた中学校ではプールサイドにある日よけが歩道側に倒れ、体育館の外壁も大きくはがれていました。

被害に遭った中学校の校長:
「見て大変驚きました。ガラス等が何枚か割れていた状態で、子供がいなくて朝早かったものですから、周りにケガ人がなくて良かった」

 愛知県などによりますと、周辺では車の窓ガラスが割れたり、農業用ハウスが倒壊したりするなど、少なくとも建物26棟、車22台に被害が確認されていて、その範囲はおよそ2.4キロにわたるということです。

車のガラスが割れる被害に遭った男性:
「すごく怖かった。家が飛んでしまうかなと思いました。音がすごかった」

 これまでにケガ人は確認されていません。

 気象庁は現地に職員を派遣し、突風が竜巻だったのかどうかなど調査を進めています。

※画像と動画の一部は視聴者撮影