感染拡大が続く中、名古屋市役所では、職員がコロナ患者の入院先の調整に追われています。

 調整を担当する医師は、感染が爆発的に増える恐れがあるとして、お盆休みの行動について自粛を呼びかけています。

 電話対応に追われるのは、名古屋市の感染症対策室の職員。区の保健センターなどから自宅療養となっている患者の症状を聞き取り、入院先を手配する「入院調整」を行っています。

 市によりますと、2週間前から急激に感染者数が増え、自宅療養者の数は7月28日の291人から、1124人にまで増えたといいます。

 名古屋市の病床使用率は5割ほどで、現在は入院の対応ができていますが、市は今後、感染の拡大が続き病床がひっ迫する恐れがあるとして、警戒感を示しています。

浅井保健所長:
「今の関東地方の状況を見ますと、名古屋地区でも爆発的に増える可能性があります。明日からお盆休みに入りますが、あと3・4日ほど、ぜひとも気を付けてご協力いただきたいなと思っております」