降り続く雨で13日、岐阜県郡上市大和町には「避難指示」が発令されています。

 避難指示が出ている大和町・島・奥田洞谷地区の入り口では、一帯を塞ぐように道に柵や通行止めの看板が置かれ、今は避難指示が発令されている地区に近づけないようになっています。

 この地区では、2020年7月に土砂崩れが発生しましたが、住民は全員避難し無事でした。

 この集落では、自治会長を中心に住民同士がLINEでグループを作り、大雨に関する情報を共有。注意を呼びかけるだけでなく、避難を終えると報告し合っています。

 またこの集落では、避難指示の基準となっている24時間雨量が100ミリを超えるとサイレンが鳴り、黄色のランプが点灯して住民に避難を呼びかけます。

 13日も午後3時すぎにサイレンが鳴り、黄色のランプが点灯しました。その後15分ほどの間に、住民が車などで速やかに避難していく様子が確認されました。

 この地域には避難所は開設されないということで、住民はそれぞれ親戚の家や市営住宅などに避難すると話していました。