17日の東海3県は各地で局地的な大雨となり、竜巻とみられる現象もありました。地盤が緩んでいる地域も多いことから、土砂災害には厳重な警戒が必要です。

 東海3県は停滞する前線から湿った空気が流れ込んだ影響で、17日も局地的な大雨に。名古屋市港区で午後2時ごろ道路が冠水しました。

 また鳥羽市浦村で17日朝早く、1時間に140ミリの猛烈な雨を観測し「記録的短時間大雨情報」が出され、市内11カ所で土砂崩れがありました。

 住宅や敷地に土砂が入り込む被害が5件、住宅の床下浸水は4件ありました。

 さらに、鳥羽市の『海の博物館』では建物の1階が浸水。職員が水をかき出す作業に追われていました。

広報担当者:
「ここまで全面的にびしょ濡れになったのは初めてです。大変です、もう」

 展示物への被害はありませんでしたが、8月20日まで臨時休館になりました。

 また17日午後1時ごろ、愛知県の三河湾では、竜巻とみられる現象もありました。

 名古屋地方気象台によりますと、積乱雲の底から渦巻き状の雲が海面あたりまで垂れ下がっていることから、海の上で発生した竜巻とみられるということです。

※画像と映像の一部は視聴者撮影