自宅療養中の40代男女2人が容体急変し死亡…新型コロナ 三重で新規感染者343人 病床使用率66.4%
三重県では29日、新たに343人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。感染が判明したのは、10歳未満から90代までの343人です。
内訳は四日市市が150人、鈴鹿市が42人、津市が35人、伊賀市が29人、桑名市が16人、松阪市が15人などとなっています。
また、40代から70代までの男女3人が亡くなったことが発表されました。
このうち40代の女性は軽症で、1週間ほど自宅療養していましたが、28日深夜、症状が悪化し、家族の通報で駆け付けた救急隊によりその場で死亡が確認されました。
女性に基礎疾患はなく、28日午後に保健所が電話で健康観察した際、咳や息苦しさを訴えたものの体温は36度台で、酸素投与が必要な状態ではなかったということです。
また40代の男性は軽症で、数日間自宅療養していましたが、27日容体が急変し救急搬送され、28日、病院で死亡が確認されたということです。
三重県では29日現在、病床使用率は66.4%で、自宅療養を含む入院調整中の人は4145人といずれも過去最も悪い数字となっています。
県は「自宅療養フォローアップセンター」を保健所に開設して、看護師による健康観察の実施など、自宅療養者へのケアを強化する方針です。