三重県の鳥羽水族館で飼育されていたオスのセイウチの「テン」が6日、突然天国に旅立ちました。

 テンは去年6月に生まれたばかりで、これまで人工哺育で飼育されていましたが、6日午後6時ごろ、エサやりをするため飼育員が水槽を訪れたところ、死んでいたということです。

 テンはホースの水でうがいをする様子がSNSなどで話題となり、水族館の人気者でした。

 鳥羽水族館によりますと、2週間前からエサを食べる量が減っていたということですが、死因は分かっておらず、今後病理検査などで死因を調べるということです。

 鳥羽水族館は「長い時間テンを見学するファンもいて、将来は来場客の前でショーを行うことも期待していた。残念でなりません」とコメントしています。