三重県では9日、新たに129人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、8月以降に公表された感染者の中でワクチンを2回接種したにも関わらず、感染後に死亡した患者が2人いたと発表されました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から90代までの129人です。内訳は四日市市28人、津市22人、鈴鹿市18人、桑名市16人などとなっています。129人の半数近い60人は今のところ、感染経路が特定できていません。

 30代と40代の男性職員2人は、三重県庁の子ども福祉部と総務部の職員で、本庁舎に勤務する県職員の感染者はこれで8人になりました。県は感染した職員7人が勤務していた2階のすべての職員合わせて360人ほどを対象に民間での検査をしています。

 伊賀市の60代男性と名張市の20代と30代の女性2人は、すでにクラスターになっている伊賀市内の製造業の工場の従業員で、この工場での感染者は37人になりました。

 9日時点の病床使用率は58.1%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は前日8日から122人減って2175人になりました。

 また8月以降に県が公表した感染者の中に、ワクチンを2回接種したにも関わらず感染した上、その後亡くなった患者が2人いたことを公表しました。県によりますと、2人はいずれも高齢者ということですが、性別や死亡に至るまでの詳しい経緯を明らかにしていません。