19日まで行われていた女子プロゴルフ「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は、ミレニアム世代の西村優菜選手(21)が、首位と5打差からの大逆転で大会初優勝を飾りました。

 これで今季ツアー3勝目となりましたが、実はその全てが「逆転優勝」。その勝負強さについて大会前…。

西村選手(8月3日):
「最終日のバックナインに入った時の、気持ちの強さというのは大事だなと思っていて。勝つためにはバックナインでどうスコアをまとめるかが重要になってくるんじゃないかなと思っています」

「バックナイン」とは、全18ホールのうち後半9ホールのこと。そこで守りに入らず攻めの気持ちを保つことが勝利に繋がると、西村選手は語っていました。

 19日も首位と5打差のスタートでしたが、アプローチやパッティングが冴え「バックナイン」でもスコアをグングン伸ばし、最終18番ホールでは、2打目をピンそばへピタリとつけるスーパーショット。

 このホールでもスコアを伸ばし、1日で9つスコアを伸ばすコースレコードタイ、トータル10アンダーで後続の結果を待ちます。

 ツアー初優勝を目指す植竹希望選手(23)も10アンダーで最終ホールへ。しかし、ティーショットがまさかの池に入ってしまい、ダブルボギー。

 この瞬間、「逆転の女王」、西村選手の大会初優勝が決まりました。

西村選手:
「スタートした時は本当に優勝なんて考えていなかったんですけど、最高のプレーができてすごくうれしいです。4,5メートルのバーディーパットが自分の思うように打てて自信を持って打てていたので、そこがすごくよかったです。(国内)メジャー勝ってから色んなプレッシャーとかも自分の中では少しあったので、優勝できてよかったです」