岐阜県では28日、新たに49人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。また、2人の死亡が発表されています。

 感染がわかったのは、岐阜市や養老町などに住む10歳未満から90代までの49人です。各務原市の10歳未満の男の子はすでにクラスターとなっている那加第一小学校の児童で感染者は19人となりました。

 岐阜市の職場のクラスターでは、新たに従業員や同居家族など6人の感染がわかり感染者は94人に拡大しています。

 28日は入院していた岐阜市の50代男性と大垣市の40代男性の死亡が発表されました。2人はワクチンを接種しておらず、大垣市の40代男性には基礎疾患があったということです。

 病床使用率は27日時点で17.6%、重症者は6人です。

 岐阜県の古田知事は28日、会見を開き、10月1日から14日までの感染対策などについて発表しました。

 飲食店の時短要請については、宣言解除後も岐阜市や大垣市など8市町で継続し、アクリル板の設置など一定の感染対策を講じ県による認証を受けた店舗に関しては午後9時までの営業時間の短縮を求め、酒類の提供に関しては午後8時まで認めます。

 それ以外の飲食店に関しては1時間早い午後8時までの時短営業で、酒類の提供は午後7時までの要請となります。

 ほかにも古田知事は臨時の医療施設いわゆる“野戦病院”を「岐阜メモリアルセンター武道館」に設置すると発表しました。

 この施設では抗体カクテル療法などの治療を受けることができ、感染状況をみながら運用を開始するということです。