名鉄グループの自動車整備会社で不正車検が行われていた問題で、29日に警察が愛知県津島市の工場に家宅捜索に入りました。

 警察によりますと、愛知県警の捜査員は29日午前9時半ごろから、名鉄自動車整備の津島工場に家宅捜索に入り、車検に関する書類などを押収したということです。

 名鉄自動車整備は、今年7月に不正車検が行われていた事実を発表していて、警察は虚偽有印公文書作成などの疑いで捜査を進めていました。

 名鉄自動車整備によりますと、津島工場では今年5月までのおよそ2年間に実施した路線バスやトラックなどの車検のうち、550件ほどでナットなどの未点検が確認されています。

 社内の聞き取りに対し、検査員らは「利益を上げるためにやった」などと話してるということで、警察は押収品などから事実関係を確認する方針です。