外出が難しい小さな赤ちゃんがいる母親にも、新型コロナワクチンの接種の機会を…。愛知県蒲郡市で取り組みが始まりました。

 玄関先に現れたのは、生後3か月の男の子を抱っこしたお母さん。30日から蒲郡市で始まった訪問接種です。

 生まれたばかりの赤ちゃんを連れて、接種会場や医療機関に出かけることが大変な母親に、自宅でワクチン接種を受けてもらおうという取り組みです。

 ワクチン接種を受ける間は、保健師が赤ちゃんをあやしてくれます。医師の問診は予診票を示しながらリモートで。接種をするのは看護師です。

接種した母親:
「自宅まで来て打ってくれるということだったので、わざわざ実家に(赤ちゃんを)預けたりせずに打てるのはありがたい」

 さらに、接種後の安静の時間には、子育ての相談にのってくれたり、赤ちゃんの体重を測ったりしてくれます。

接種した母親:
「ママ友もできていない状態なので、症状が出ているものだったら病院に行けばいいんですけど、日常のちょっとした疑問とかを相談できるのはありがたいですね」

 蒲郡市の訪問接種は毎週木曜に実施。対象は生後3か月以内の赤ちゃんを持つ母親とパートナーです。