受給者「詐欺かと思った」朝から年金事務所に説明求める人訪れる 年金振込通知書の誤送付問題で
日本年金機構が、他人の情報が記載された通知書を送っていた問題で、名古屋市内の年金事務所には、7日も朝から説明を求める人が訪れています。
日本年金機構が10月発送した「年金振込通知書」のうち、愛知県や三重県、それに福岡県の受給者宛の約97万件で、送付先とは別人の基礎年金番号や受給額が記載されていました。
これを受けて名古屋市内の年金事務所には、誤った記載の通知書を受け取った人たちが、今後の対応についての説明を求めて訪れています。
80代男性:
「電話が全然通じないんですよ。近いからここに来てみようかなと。(説明で)『間違いだから』って、間違いだからで済むような簡単なことじゃないでしょう」
70代女性:
「ひょっとしたら詐欺じゃないかしらと思って。もう誰一人、誰も信用しない」
誤記載は、年金機構から委託された岐阜県内の印刷業者が、印刷時の設定を間違えたことによる人為的なミスによるものだということで、年金額に影響はなく、10月15日に正しい額が支払われます。
日本年金機構は、誤った通知書は破棄するか機構に返送するよう呼びかけ、問い合わせ用のダイヤルを開設して対応しています。
【問い合わせ用ダイヤル】
0120-002-730