QRコードを活用した「非接触型」のワクチン接種が行われました。

 愛知県の豊橋技術科学大学が地域の医療機関と開発したシステムでは、接種時の予診票を紙ではなくオンライン上で入力し、受付ではスマートフォンなどでQRコードを提示します。

 手続きを非接触にすることで、接種会場内での感染リスク低減のほか、ボールペンなどの備品を消毒する作業を省くなど、人員やコストの削減につなげることができるということです。

 また予診票のチェックが自動化され、問診時に持病やアレルギーなどの注意点が赤く色塗りされて見落としを防ぐなど、スタッフの負担軽減にも役立つことも期待されています。

 豊橋技術科学大学の大村廉准教授は、「接種コストの問題を抱えるところでこのシステムを活用できれば」と話しています。